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北極の氷

北極海の海氷域が融解時期を迎えています。

今年の海氷面積は、北極域の3月の気温が平年に比べて低温となったため、一時的に1990年代並みの面積にまで拡大していました。

その後、5月に気温が高めに推移して以降面積減少がすすみ、夏期に入ると、観測史上最小を記録した2007年と同じペースでの縮小を続けてきていました。

そして、普段であれば減少のペースが鈍り始める8月になっても縮小速度が衰えず、8月20日現在も、観測史上最速のペースで縮小が続いています(8月20日現在459万km2で、観測史上3位に相当。2007年比で2週間早いペースで縮小を継続中)。

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(左)衛星「しずく」が観測した8月18日現在の北極海の氷の分布。白い部分が氷で、中央の丸い点は観測できない部分(右)米国の衛星が観測した昨年8月15日現在の北極海の氷の分布=いずれもJAXAより。

例年、北極海氷の面積は、9月中旬頃まで縮小を続けます。

したがって、このままのペースで縮小が続けば、9月には2007年の最小面積記録を更新する可能性も十分考えられ、注視が必要です。

夏を迎える前の春の段階で、北極海のほぼ半分以上の海域が薄い一年氷(前年の夏以降に生成した氷)で広く覆われていたことが分かっています。

2007年9月に史上最小を記録して迎えた翌春(2008年4月20日)では、北極点を含む広い海域が薄い一年氷で覆われていました。

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その後、2009年、2010年と、徐々に多年氷域の面積が回復傾向にありましたが、2011年は再び減少に転じ、その年の9月には史上2位の小ささにまで海氷面積は縮小しました。

その夏融け残った海氷も、今冬-春の期間に一部が大西洋に流失していたことが衛星画像から確認されています。

したがって、今春の海氷はかなり薄い状態になっていたとみられています。
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