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自動で明るさを調整する「サングラス・コンタクトレンズ」、ジョンソン&ジョンソンから2019年に発売


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日本でも、日差しの強さにサングラスが欠かせない人は少なくないかもしれません。ですが色素が薄く、日光の健康被害を受けやすい白人にとってサングラスは、より必要なアイテムなんですよね。

そんなこんなで、Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)が調光レンズのパイオニア、Transitions Optical(トランジションズ・オプティカル)と手を組み、コンタクトレンズの「アキュビューオアシス」をサングラス化する取り組みを行なってきました。

そしてこのたび、コンタクトサングラス「ACUVUE OASYS with Transitions」がようやく発売にごきつけます。コンタクトレンズユーザーで、その上にサングラスをかけるのが億劫だった人々には嬉しいニュースかもしれませんね。

コンタクトサングラスに使われるのは、Transitionsのフォトクロミック・レンズ。これは、紫外線量に応じて濃さが変わるレンズです。もっと詳しく言うと、紫外線に反応して構造を変え、光を吸収しようとする光変色性分子を活用したレンズです。

これまで、この技術はメガネのレンズにしか適用できませんでした。そこでJohnson & Johnsonは、Transitionsが持つこの技術をコンタクトレンズに採り入れようと、かれこれ10年もこの研究を続けてきました。そして何千人と臨床実験を行ない、やっとFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を貰うことができたのです。Johnson & Johnsonによると、このコンタクトサングラスは2019年前半に海外で発売される予定です。

レンズは2週間の使い捨てになるとのこと。なのにちゃんと調光してくれるスグレモノ。フォトクロミック・レンズの技術は1962年からあるものの、電力に頼らずに色を変化させるようすは、宇宙時代の超技術みたいですよね。

ということで来年以降、太陽の下で黒目がやたらと黒い人々が続出することと思われます。わざわざサングラスをかけて、エイリアンかどうか確認しなくても大丈夫ですよ!



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