
地方出身者としては、たまに都会のコンクリートジャングルに疲れることがある。
どこを歩いても硬い地面。
緑はたまに見つけても街路樹くらい。
地元の田舎町のように田んぼを申し訳なさそうにつき進むあぜ道もない。
帰宅しても、薄暗い部屋じゃ疲れもとれそうになく、
せめて自炊をしようとしても、野菜が驚くほど高い。
地元じゃコレ100円だよ??なんなんだよ、もう……。
そんなに日当たりのいい部屋じゃないから、観葉植物も置けない。
そもそも土替えとか手間そうだし、虫がわくのもこわいし。

人間、忙しくなって心に余裕がなくなると、食生活も部屋も肌も性格も荒れてきますよね。困ったもんです。

これは、小松若葉(ウィートグラス)をLEDの明かりで育てるテーブルランプ。その名も「Grasslamp」。土や日光も必要ない水耕栽培で、ライトの下にタネと少量の水を入れて、毎日スプレーで水をかけるだけで、約半月でしっかり育つというもの。日の当たらない部屋でもOKなのが嬉しいですよね。
水耕栽培で育てられるマイクログリーンであれば、小麦若葉でなくても問題ないようです。

このランプで育てた植物を料理に使えば、いくらか食費も浮きそうです。都会の自室にいながらにして、自分で育てたものを食べられるなんて、なんだか豊かな暮らしを送っているような気になりますよね。
「The less is more(余計なものは必要ない)」の考えのもと、デザインされているため見た目もシンプル。

デザイナーのMarko Vuckovicさんは、
グラスランプは、「自然」と「人」とのコネクターだ。
と語っています。
植物を育てるという命を育む行為によって、無機質な社会で日々過ごしている都会暮らしの現代人の荒れ果てた心に、少しばかり癒しをもたらしてくれそうです。
ちなみにAmazonでも購入できます。
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