
「自由、平等、友愛」の国フランスから、なんとも挑発的なアート作品が飛び出してきた。この『The Hater Box』は、かつての空港に見られたような反転フラップ式のボードに次々と単語が表示されるというシンプルなもの。ただし、ボックスの左側に書かれた“F”から始まる4文字は変更されない。つまり、ひたすら悪態をつきまくるためだけに作られた作品なのだ。

怒りの矛先を向けられることになったキーワードは、政治や社会規範に関するものから、ソーシャルメディア、自撮り(セルフィー)などの時事ネタまで計45種類。代表的なものをいくつか意訳つきで紹介してみよう。


この作品を作ったParseError氏は仏マルセイユに拠点を置くフランス人アーティストとのことだが、こうして見るとこれらのメッセージは日本人からの共感も得られそうなテーマが多いように思える。どうやら人々の怒りや嫌悪感には万国共通の要素があるようだ。たしかに「正論なんだけど口うるさく言われるとイヤなんだよなぁ」とか「SNSが面倒くさい……」なんて感覚は誰にでもあるのでは?
もちろんアート作品なので市販されているものではないが、同氏のウェブサイトではそのメッセージの多くに触れることができる。
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