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ミニ氷河期の前兆なのか?もうじき太陽の輝きが弱まる理由(米研究)


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2050年までに、太陽は異常なほど冷え込むと予想されている。

 これはいわゆる「極小期(grand minimum)」と呼ばれる期間で、通常の11年の活動周期に比べても特に活動が低下する。

 活動周期の間、太陽は活発化と不活発化を行き来する。活発な時期は、太陽のコアで起きる核融合が磁気ループを大気の高いところまで到達させる――こうして紫外線放射が増え、黒点とフレアも多く発生する。

 逆に不活発な時期では、太陽の表面は穏やかになり、紫外線放射が減る。

 ところが最新の研究では、こうした太陽活動周期にはさらに大きな活動周期があるという証拠が突き止められている。

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研究で着目されたのは、特に寒冷だった17世紀の期間である。

 1645~1715年は「マウンダー極小期」と知られる地球の気候が著しく寒冷化した時期である。 

 この間、イングランドではテムズ川が凍結。またバルト海が氷で覆われたため、スウェーデン軍は1658年にその上を渡りデンマークに侵入したという記録が残されている。

しかし気候の低下は一様ではなく、歪んだ気候パターンゆえにアラスカやグリーンランドでは気温の上昇が見られている。

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こうした記録はIUE(国際紫外線天文衛星)が20年に渡り収集したデータならびに太陽に似た付近の恒星の観測データと組み合わされた。
 
 これに基づき、カリフォルニア大学サンディエゴ校の物理学者ダン・ルビン(Dan Lubin)博士は、次の極小期における太陽活動の強度を試算し、その結果を『Astrophysical Jornal Letters』で発表した。

 試算によれば、太陽は通常の活動が最も弱まる期間よりも7パーセント冷える可能性が高い。

 さらに最近の太陽活動周期の寒冷化スパイラルに基づけば、次の極小期はわずか数十年後にやってくると推測される。



ルビン博士によれば、まず成層圏にあるオゾン層を薄くする。これは大気の絶縁効果に影響を与え、結果として風や気候パターンなどを大きく変化させる。

 しかしそれによって現在の温暖化傾向が止まることはないとルビン博士は説明する。

 「数十万年の間、大気中の二酸化炭素が300ppmを超えたことはありませんでしたが、産業革命以降、今や温室効果ガスの濃度は400ppmを超えています」

 現在の地球の気候を前提として極小期をシミュレーションした結果、2020~2070年の50年間で太陽による温度上昇は0.25パーセント低下すると予測された。そのため、最初の期間では世界の地表平均気温は「コンマ数度程度」下がるようだが、それもその後の急激な温度上昇によって覆される。

 「将来的な太陽極小期によって温暖化の進行が遅まることはあっても、止まることはない」と研究では述べられている。




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