
スントといえば、GPSデバイスにおけるリーディングブランド。だが、以前はどちらかというとトレッキングやトレイルランニングを始めとしたアウトドアシーンのイメージが強く、街中でのランニングシーンではマイナーな存在であった。
そんなスントがオンロードランニングにおいて飛躍的に知名度を上げることとなったのは、2014年春に『アンビット2R』をリリースしたことが大きい。
このモデルは当時の主力品番であった『アンビット2』をランニングシーン向けにアレンジしたプロダクトであり、さらに機能を絞り込むことで操作性の向上や軽量化を実現。それに加えて買いやすいプライスとすることで「スント=高い」というイメージを払拭。日本のランニングマーケットでもヒット商品となった。
特にホワイトカラーバージョンはベルト部分にシリコン素材を使用することにより、柔軟な肌ざわりとフィット感の向上に成功。長時間のランニングでも快適な装着感をキープしてくれたのである。
これ以降オンロードのランニングシーンでもスントは快進撃を続けたが、昨年登場したスパルタンシリーズはブランド初のタッチパネル&カラー液晶を採用したことで、上級機種は10万円を超す価格となり、自分の周囲のランナーも「やっぱりスントは高嶺の花ですね!?」と、再びプライス設定に対する愚痴をこぼすように。メイン機種でも7万円台というプライスレンジは、一般的な市民ランナーには少し高いと言わざるを得なかった。
2017年夏、そんな状況を打破すべくスントが満を持してリリースしたのが『スパルタン トレーナー リスト HR』だ。このモデルはスントが誇る優れたGPS精度や、心拍ベルトを使用しなくても手首で簡単に心拍数を計測可能な光学式心拍計といった上級モデルと比較しても遜色のない機能性を、3万円台という買い求めやすい価格で実現したニューモデル。

他の追随を許さないGPS精度を始めとした優れた性能によりアウトドアシーン、スポーツシーンで高い評価を誇るスント。『スパルタン トレーナー リスト HR』は3万円台というリーズナブルな価格設定ながら、光学式心拍計を搭載するなど、上級機種と比較しても遜色ない機能性を確保したコストパフォーマンスに優れたニューモデルだ。
SUUNTO
SPARTAN TRAINER WRIST HR
実勢価格:3万4450円
SPEC サイズ:46×46×15.7mm 重量:56g ベゼルの素材:ガラス繊維強化ポリアミド製 レンズの素材:ポリアミド ケースの素材:ガラス繊維強化ポリアミド製 ストラップの素材:シリコン

コンパクトなサイズに進化し女性ランナーにも使いやすく!
スントといえば、GPSデバイスにおけるリーディングブランド。だが、以前はどちらかというとトレッキングやトレイルランニングを始めとしたアウトドアシーンのイメージが強く、街中でのランニングシーンではマイナーな存在であった。
そんなスントがオンロードランニングにおいて飛躍的に知名度を上げることとなったのは、2014年春に『アンビット2R』をリリースしたことが大きい。
このモデルは当時の主力品番であった『アンビット2』をランニングシーン向けにアレンジしたプロダクトであり、さらに機能を絞り込むことで操作性の向上や軽量化を実現。それに加えて買いやすいプライスとすることで「スント=高い」というイメージを払拭。日本のランニングマーケットでもヒット商品となった。
特にホワイトカラーバージョンはベルト部分にシリコン素材を使用することにより、柔軟な肌ざわりとフィット感の向上に成功。長時間のランニングでも快適な装着感をキープしてくれたのである。
これ以降オンロードのランニングシーンでもスントは快進撃を続けたが、昨年登場したスパルタンシリーズはブランド初のタッチパネル&カラー液晶を採用したことで、上級機種は10万円を超す価格となり、自分の周囲のランナーも「やっぱりスントは高嶺の花ですね!?」と、再びプライス設定に対する愚痴をこぼすように。メイン機種でも7万円台というプライスレンジは、一般的な市民ランナーには少し高いと言わざるを得なかった。
2017年夏、そんな状況を打破すべくスントが満を持してリリースしたのが『スパルタン トレーナー リスト HR』だ。このモデルはスントが誇る優れたGPS精度や、心拍ベルトを使用しなくても手首で簡単に心拍数を計測可能な光学式心拍計といった上級モデルと比較しても遜色のない機能性を、3万円台という買い求めやすい価格で実現したニューモデル。

心拍ベルトを使用しなくても手首で簡単に心拍数を計測可能な光学式心拍計を採用。光学式心拍測定に関してはトップの技術力を誇るバレンセル社のテクノロジーを活用する。
タッチパネルこそ採用していないが、他のスパルタンシリーズとインターフェイスは共通で、カラー液晶も採用するなど、走行中の視認性も高い。
他のスパルタンシリーズと同様にこのモデルはカラー液晶を採用しており、視認性も高い。操作に関してはタッチパネル方式でなく、サイドの4つのボタンを使用する。
実際に使用してみると、ボタンで操作する点はアンビット、画面のアイコンや階層などのインターフェイスはスパルタンなので、両方を使用していた筆者は最初ちょっと戸惑ったが、慣れてくると双方の機種を使っていただけに、直感ですぐに使いこなせるようになった。
GPS精度は昨年まで7年ほどホームコースとしていた場所を走った際に、ほとんどのGPSデバイスが1㎞として認識していた場所にてバイブで知らせてくれ、この機種の正確さを証明。また、光学式心拍計を採用した時計は正確な心拍測定のためには手首にピッタリとフィットすることが重要となるが、シリコン製のベルトはフィット感も高く、正確な心拍測定に寄与していることは間違いなく、長時間のランでも快適性を失わないだろう。
あと、これまでのスントの時計と比較して大きく異なるのが、そのサイズ。従来のスントはケースの直径が50mmに統一されていて、それは手首の細いユーザーや女性には大きすぎるという声もあったが、このモデルは46mm。前述のタイプのユーザーにも大きすぎることはない。
またスントの時計はそのクールなデザインにより、オフシーンに着用する人も少なくないが、従来のサイズだと袖口に時計が引っかかって文字盤を確認しにくいという声も多かった。が、今回のサイズとなって、そのような声も確実に減るはず。
このように『スパルタン トレーナー リスト HR』は優れた機能性を3万円台という買いやすい価格で実現し、操作性も高いので、初めてGPSデバイスを購入するランナーや、現在他ブランドを使用していて、スントを使ってみたかったがプライスがネックで躊躇していたという人にピッタリなモデルといえるだろう。
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