
何世代にもわたって使い続けられる道具には、構造やデザインがシンプルなものが多い。米オレゴン州のSelek Designによってデザインされたスクリュードライバーセット『PlusMinus』も、そんな普遍的なツールになる可能性を秘めていそうだ。
ポリッシュ仕上げが施されたステンレススチールの質感は、まるで銀食器のような佇まいと明確な機能性を感じさせる。

大きく扇型に広がったグリップ部にはプラスもしくはマイナスの記号が刻印され、対応するねじの種類を示すだけでなくねじ回しの方向も指示してくれるという。シンプルなルックスのなかにも、モノと人間の関係性(アフォーダンス)をしっかりと意識した設計になっていることが伺える。優れたプロダクトデザインとして「Gray Award」の受賞歴があるというのも頷ける話だ。

この『PlusMinus』は2018年春には製品化される予定で、プラスとマイナスの2本セットが99ユーロ(およそ1万3000円ほど)で販売されるとのこと。日本で入手できるようになるかはまだわからないが、グッドデザインなツールを求めるユーザー層に強くアピールすることは間違いないだろう。
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