KOOさんの休日

IT、家電、ニュース、アート、海外情報などなど・・・

オゾンホールの拡大が止まっていることをNASAが確認


catch0106.jpg

地球環境破壊の代表例であるオゾンホールは、修復されるまでに50年かかると言われている。こう聞くと悲観的になってしまうが、その中で希望に繋がるニュースが発表された。

NASA(アメリカ航空宇宙局)によれば、これまで拡大していたオゾンホールが、わずかではあるが縮小し始めているとのこと。

フロンガスがオゾン層を破壊する

1980年代前半、ヘアスプレーやエアコンなどに使われるフロンガスがオゾン層破壊の原因であることが科学的に解明された。大気中に放出されたフロンガスが太陽光線に晒されると、その一部が塩素に変わる。その塩素がオゾン分子を破壊してしまうのだ。

地球のオゾン層は、太陽光線の中から人体に有害なものを吸収し、人間の肌や目を守ってくれている。そのオゾン層が破壊されると、人間が危険に晒されることになる。

モントリオール議定書の効果

1987年には、こうしたオゾン層破壊を食い止めるために、世界各国がモントリオール議定書にサインし、フロンガスの使用・排出を規制すると宣言した。

その効果がここにきて現れ始めたと言っていいだろう。

衛星データでNASAが確認

1月4日、科学誌「Geophysical Research Letters」に発表されたNASAのレポートによると、2005年から2016年までの衛星観測データを調査したところ、オゾンホールの大きさが年平均1%縮小していることが分かった。

「オゾンホール中にあるフロンガス由来の塩素濃度が下がり、そのせいでオゾンの破壊が減速されている」と、今回のレポートをまとめたNASAゴダード宇宙飛行センターの大気科学者Susan Strahan氏は述べている。



完全修復までには時間がかかる

フロンガス規制の効果が確認できたのは良いニュースだが、オゾンホールが完全に修復されるまでにはまだ時間がかかる。

「フロンガスは自然に分解されるのに50年から100年かかります。それほど長い間大気中に漂い続けるわけです。これを考えると、オゾンホールが完全に修復されるのは2060年か2080年頃になるでしょう」NASAの研究者はコメントしている。




関連記事

 サイエンス

0 Comments

Leave a comment