
寝室で家族と共に迎える毎日の「おやすみ」の前と「おはよう」の後の時間に、子どもの世界観を広げる厳選されたコンテンツと親向けの子育てコンテンツを壁一面に映し出す。

popIn Aladdinは、プロジェクター、スピーカーを搭載したIoTシーリングライト。「寝室を豊かな情報空間に」をテーマに現在クラウドファンディングサイトKICKSTARTERで出資を募っているプロジェクトです。
構造的にはシンプルで、シーリングライトの中にプロジェクターとスピーカーが組み込まれている形。しかし、ただのプロジェクターというわけではなく、OSにはAndroidが採用されていて、スマホアプリからWi-FiやBluetoothでコントロールできるんです。
活用法はさまざまですが、インターネットを通じて今日の天気やニュース、お出かけ情報などをチェックして毎朝レコメンドしてくれる情報デバイスとしても使えますし、AirPlay、DLNA、Miracastなどスマホ画面のキャストや再生に対応してるので、写真や映像を楽しんだりもOKですよ。それまでただの壁だった所が、さまざまな情報を得られる場所となるわけです。

プロジェクターの照度は700ルーメン。
飛び抜けて明るいプロジェクターではありませんが、「寝室の壁」というスクリーンを想定すると、映像を溶け込ませるのに最適な明るさであるとのこと。
画面サイズは壁との距離によっても異なりますが、プロジェクターは60〜120インチまで投映できます。シーリングの光量は4畳から20畳まで対応しており、調光もスマホアプリから部屋の雰囲気に合わせた明かりに調節できます。「電気をつけて!」や手で叩くと点灯するような音声コントロール機能も計画されています。
親子のコミュニケーションや知育に向けたコンテンツも

IoTを活かした知育にも可能性が広がります。
「なぜ?どうして?」といった疑問を解決する教育スライドや、就寝時の読み聞かせにピッタリなオーディオブック動画、小さい子どもにひらがなを教えるための「あいうえお表」。そして休日のお出かけ情報などのコンテンツが用意されていて、インターネット経由で随時追加、更新されるとのこと。
つまり、ひとつの壁が子どもの年齢に合わせた情報の掲示スペースになるわけです。これなら掲示物で壁がごちゃごちゃしませんし、綺麗な壁を維持できます。アップデートされるコンテンツによって親子のふれあいの時間を増やし、子どもの世界観や興味関心を広げるための手助けとなってくれるでしょう。
しかも工事不要。一般的なシーリングコンセントに設置できる!
大画面で映像を楽しみたい!
こういったニーズはかなり多いと思いますが、天井吊り下げ型のプロジェクターとなると、ガッツリと天井に天吊り金具を取り付ける必要があるので、賃貸だとほぼ不可能ですよね。一方こちらであれば天井に備わったシーリングライトのコネクタにくっつけるだけ。さまざまな形状の引掛シーリングに対応しています。
現在は開発機でやや厚みがあり、重さも5kgほどありますが、製品化時にはさらに薄く、重量も半分の2.5kgまでの軽量化を目指すとのこと。シーリングを付け替える要領で、天井にプロジェクターを設置できるって考えるとすごくないですか?

今回、モデルルームに設置されたpopIn Aladdinの試作機に実際に触れることができました。僕がこれを手にしたら、毎晩おそらくお世話になるであろうミラーリング機能を体験してみましたよ。
利用は簡単で、スマホのブラウザからYouTube動画を再生し、映像の出力先を「popIn Aladdin」に設定すればOK。複雑な操作も不要で、あっという間に寝室の壁が大画面スクリーンへと変化しました。こりゃステキ。動画サブスクリプションサービスとの連携も検討中ということで、寝室なのに寝られない空間になる予感。
搭載されているスピーカーはステレオスピーカーですが、プロジェクターと同じ向きに配置になっているため、壁に反射して部屋全体に音が広がっていくようなフィーリング。
オン・オフのタイマー機能も搭載予定とのことで、まさに寝落ちしてくださいと言わんばかりの気遣いです。
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