
あの「人類にとって偉大な飛躍」、もう50年近く前の出来事なんですね。
「アポロ11号」が月面着陸を成し遂げたのは1969年ですが、そんな宇宙への憧憬をカタチにしたような、月のクレーターとアポロ計画の着陸船をモチーフにしたテーブル『Apollo 11 Table』が、フランスのデザインスタジオ「HAROW」によって公開されています。個人的にはものすっごく欲しいのですが、どうやら売り物ではない様子……残念。
あまりにリアルなクレーター

このテーブルはアポロ11号の着陸船が着陸した地点を再現した……というわけではなさそうですが、NASAの写真データから再現された月面クレーターの在り様がリアルに造形されています。なんでもファイバーガラスの板をベースに、その上を覆う透明なエポキシレジンの層が月面テーブルトップを成形しているのだそう。いったいどんな触感なのか、実物に触れてみたくなってしまいますね。
月と着陸船のコラボレーション

そしてテーブルの脚部分には、アポロ計画の着陸船に備え付けられていた着陸脚にかなり似た、どことなくメカニカルな形状のものを採用。

脚の先も着陸船からインスパイアされた丸い形状となっており、デザインからはかなりのこだわりが感じられますね。なお、『Apollo 11 Table』のサイズは縦横85×高さ50cmで、重量は60kgとなっています。
そういえば、つい先日はアメリカ副大統領が「NASAは再び有人による月探査を目指す」と宣言したばかり。21世紀の月探査で利用される着陸船がどのような形状になるのかはまだわかりませんが、月面探査が再開される近未来にも、きっとまた約50年前のアポロ11号計画の偉大さに脚光が当たることでしょう。
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