
世界最大の長さを誇るスイスのチャールズ・クーネン(Charles Kuonen)つり橋が7月に完成した。
全長1621フィート(約494メートル)のチャールズ・クーネンは、アルプスの最も深い谷にかかっている。
7月29日、正式開業した橋を見てみよう。
スイスアルプスに位置するチャールズ・クーネンつり橋は、グレッヘン( Grächen)とツェルマット(Zermatt)という2つの町を結ぶ。

金属の橋はスイス最深の谷をまたぎ、地上275フィート(約83メートル)の高さに架かっている。デッキの幅はわずか63センチメートルしかない。

同橋はオイローパベーク(Europaweg)と呼ばれるハイキングコースにもつながるが、2010年の岩石なだれによってコースはふさがれてしまった。

崩れた岩石は、なだれ発生2カ月前にオープンしたばかりの820フィート(約250メートル)の橋をも破壊した。チャールズ・クーネン吊橋はその代わりとも言える。

新たな橋は岩石にぶつかるのを避けるためより高い場所に建設され、前回の橋よりも頑丈なケーブルを使用している。チャールズ・クーネンつり橋の建設費用は約77万5000ドル(約8460万円)。

屈曲や回転に対する耐性があるトラス構造により、つり橋は一般的に他の種類の橋よりもはるかに長い。

ツェルマット(Zermatt)の観光局は最近、高所恐怖症の人は橋の通行を避けるよう呼びかけた。高い場所が苦手でなければ、最高の景色を堪能できるだろう。
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