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Uber、2020年に「空飛ぶタクシー」を公開デモンストレーション

 
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Uberの野心は地上を走る車だけにとどまらない。同社は時速240キロ超で飛ぶ電気飛行機の公開デモンストレーションを2020年までに行う予定だ。
UberはUber Elevate Network、いわゆる「空飛ぶタクシー」構想の実現に向けて、ダラスおよびフォートワース、そしてドバイとパートナーシップを結んだ。2020年、ドバイで開催される国際博覧会(ドバイ万博)を、デモンストレーションの場とする。

Uberの最高製品責任者、ジェフ・ホールデン(Jeff Holden)氏は4月25日、テキサス州ダラスで開催したUber Elevate Summitの基調講演で「ボタン1つで飛行機を呼べるようになる」と語った。
Uber Elevateのビジョンは、垂直離着陸機(VTOL機)のネットワークを構築し、オンデマンドでいつでも飛行機に乗れるようにすることだ。このプロジェクトは道路や橋、トンネルなどを新たにつくる必要がないため、交通問題の他の解決策と比較して「大幅なコストメリット」があるとUberは主張した。また飛行機は決まったルートを通る必要がないため、渋滞や通勤時間の改善にもつながると述べた。
同社が2016年10月に公開したUber Elevateに関する文書には、「高層ビルが限られた土地の有効活用を可能にしたように、都心における航空機の活用は空間を3次元に活用し、地上の交通問題を軽減する」と記されている。
同社の計算によると、サンフランシスコのマリーナ地区からサンノゼのダウンタウンまでは車で2時間かかるところ、VTOL機ならわずか15分になる。ホールデン氏はUberのアプリで「UberPOOL(相乗りサービス)」や「UberXL(バンやSUVを手配するサービス)」を選ぶように「UberAir」が選べるようになると説明した。同社によるとプロジェクトの鍵は「需要と価格をいかにうまく調整するかだ」とのことだ。
だが、まずはインフラの整備が必要だ。同社は、現行の駐車場やヘリポートをVTOL機の離着陸用に改造することができると述べた。ダラスおよびフォートワース、ドバイとの提携の一環として、Uberは必要なインフラの構築を不動産会社2社と協力して進める予定だ。さらにドバイ道路交通局も需要と価格の調査に資金を提供する計画。
また同社は、NASA、FAA(連邦航空局)、航空交通管制協会などと連携し、 航空管制に関してさまざまなアプローチを検討していく。

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機体製造は外部メーカーに依頼
しかし、インフラ構築はプロジェクトの一部に過ぎない。もう1つの大きな課題は、都心から郊外、あるいは都心間の移動に使える、静かな電動VTOL機を短期間で完成させることだ。
Uberは現状、自社でVTOL機を製造するのではなく、要求に応えられる外部のメーカーに製造を依頼する。同社はUber Elevate Summitで、最初の製造パートナーとして、Aurora Flight Sciences、Pipistrel Aircraft、Embraer、Mooney、Bell Helicopterの5社を紹介した。
(Aurora Flight Sciencesが検討しているUber VTOL機の案は、US版を参照)
これらのVTOL機はヘリコプターと似ていると思われがちだが、Uberはヘリコプターに比べ「電動、ゼロエミッション、静粛性」の点で優れていると述べた。
AuroraのCEO、ジョン・ラングフォード(John Langford)氏はプレスリリースで「Uber Elevateのミッションは、静かで、安全性が高く、低コストであること。我々はすでに実証用の1号機を完成させ、飛行させている。Uberと提携し、電動VTOL機に関する新たな取り組みを加速させることに大きな喜びを感じている」と述べた。
現在、他部門で問題を抱えている同社にとって、わずか数年後に公開デモンストレーションを開始することは、かなり意欲的な計画となる。


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