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太陽170億個分ものブラックホールが発見される

 
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これまで発見された超大質量のブラックホールは、いずれも「銀河の密集地帯」から発見されています。
これまでに見つかってる中で最大となる太陽210億個分のブラックホールは、1000以上の銀河で構成される「コマ銀河団(かみのけ座銀河団)」から見つかっており、ブラックホールの巨大化には広大な銀河団が関係していると考えられていました。
しかし、太陽170億個分もの超大質量ブラックホールが発見されたのは、20程度の銀河で構成される小さな銀河群であり、従来の定説を覆す発見となっています。

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過去最大記録に近い太陽170億個分もの超大質量ブラックホールは、地球からエリダヌス座の方向に2億光年離れた場所にある「NGC 1600」と呼ばれる20程度の楕円銀河群から発見されました。
マンハッタンのような「銀河の都市」でしか発見できないと考えられていた超巨大ブラックホールですが、今後は「宇宙の過疎地帯」で発見できるかもしれません。

カリフォルニア大学バークレー校の天文学者で、銀河観測組織・MASSIVE Surveyの責任者を務めるChung-Pei Ma氏は、「NGC 1600は平均的サイズの銀河で、これと同じサイズの銀河は宇宙にかなりの数で存在します」と話しており、かみのけ座銀河団のような巨大な銀河団と比べると、NGC 1600級の銀河は50倍多く存在すると予想されています。

また、今回発見されたブラックホールは、銀河の規模から予測した質量より10倍も重いことがわかっており、従来の計測方法に当てはまらない形で成長したと考えられます。一説では、今回の大質量ブラックホールは2つのブラックホールが合体した結果と見られています。
2つのブラックホールから大質量ブラックホールへと急成長したため、Ma氏は「これほどの大質量になったブラックホールは、周囲にある銀河のガスを活発に吸収したことでしょう」と話しており、小さな銀河に大質量ブラックホールが存在した説明にもなるとのことです。



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