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史上最大の「ルナ・インパクト」


2013年9月11日、スペイン南部の都市セビリア(セビージャ)にある天文台に置かれた2台の天体望遠鏡が、月面に隕石が衝突する瞬間をカメラに収めることに成功しました。

Screen.png

とらえられた映像にはインパクトの瞬間に月面の一部が明るく光り、衝撃で高温になった地表が数秒かけてゆっくりと冷めて行く様子が収められています。

観測を行ったのは、2009年に開始したMIDAS(Moon Impacts Detection and Analysis System)と呼ばれるプロジェクトを進めている研究チーム。MIDASがとらえた映像はYouTubeで公開されています。

矢印の先に隕石が衝突し、熱が発生して隕石と地表が蒸発。

その後ゆっくりと温度が下がって、光が弱まっていく様子を見ることができます。

cap00025_m.jpg

多くの場合、光が残る時間は1秒以下というものが多いのですが、今回の隕石では8秒間にわたって光が残っており、今回の衝突が確認されている中では最大規模のものであったことを物語っています。

衝突した隕石は、質量約400kg、直径は60センチから1.4メートルと予想されています。衝突時の速度は時速6万1000キロ(およそマッハ50)というすさまじいもので、そのエネルギーはTNT火薬15トンに相当するとのこと。

cap00028_m.jpg

観測と撮影には、セビリアの天文台に設置された2台のCELESTRON製シュミットカセグレン式望遠鏡に、ワテック製の超高感度モノクロカメラ「WAT-902H2-ULTIMATE」を搭載した観測機器が用いられました。

このプロジェクトは、隕石が持つエネルギーを計測することにより、衝突の際に地球環境に与える影響を詳細に把握することを目的としたものとなっています。大気のバリアに守られた地球では正確な観測を行うことは困難であるため、大気を持たない月に直接衝突する隕石の様子を観測して研究に活用しているとのこと。




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